目隠ししてワインを当てる 2026.2
正月に「芸能人格付けチェック」という番組が放送されています。目隠ししてワインを当て
るというコーナーがありました。味覚を試されているかと思うのですが、目隠ししている
ことが影響しているのかと思い調べてみました。
赤ワインと白ワインを当てるという問題がありました
TVを見ながら、間違った芸能人を少し馬鹿にしていた記憶があります。司会者も「馬鹿舌」と言っ
ていました。
そのときのワインを注文して飲んでみました。写真左が白ワイン、右が赤ワインです。どちらも
3000円台です。確かに、目隠しすると差がわかりにくかったです

視覚が味に影響するという実験がありました
被験者はソムリエの卵
初めに、赤ワインを飲んだ後、感想を聞くと、赤ワインの味のティスティングに使われる表現が多
く出ました。次に、白ワインに赤い色素を入れ赤ワインと区別できないようにして、感想を聞くと、
赤ワインのテイスティングに使われる感想が多く聞かれました。赤く見えるので赤ワインと思いこ
むことで味覚が変わって感じるのだと思います。
クロスモーダル現象(感覚相互作用)
料しか入っていませんがイチゴの味を感じます。緑の色と香料でメロンの味を感じます。人は舌だ
けで味を感じているわけでも、肌だけで温度を感じているわけでもないです。五感が互いに作用し
ながら感覚は生まれています。これをクロスモーダル現象と言います。ワインの味は、視覚・臭覚・
味覚が影響しあって感じています。

暗示も味覚影響する
暗示も味覚に大きな影響を与えることが知られています。視覚は約40%、嗅覚は約70%の人の味覚
に変化をもたらすことが示されています。暗示により味の感じ方に影響を受ける人が20~30%います。
先ほどのソムリエの卵の実験で、ワインの中身は同じだが、ボトルのラベルと値段を変えて美
味しさを評価させる実験をしました。この実験によると、同じ値段であると聞かされているとき
には、どちらのワインの美味しさも同程度に感じるが、片方のワインの値段のほうが高いと聞かさ
れてテイスティングすると、高いワインのほうが美味しいと答える率が高くなりました。
目隠ししないで高級ワインを当てるのも難しいですね。
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