夏 至 2023.7
6月21日は夏至(げし)でした。一年のうちで最も昼の時間が長いのが夏至、最も短いのが冬至
です。なぜ昼間の時間に差が出るのでしょうか。
次のような仕組みで昼と夜が決まります。
地球の自転 → 太陽光を受けている方が昼になる
自転の軸が傾いている → 太陽からの光を斜めに受ける→ 地球上の場所により日の当たる時間が違う
地球は太陽の周りを回っている(公転) → 地球と太陽の位置により太陽光の当たる時間が変化する
夏至と冬至、春分・秋分
夏至の時は右図の左のように日光が当たります。北半球では昼間の時間が長くなります。
春分・秋分の時は、太陽光と自転の軸が直交します。地球上どこででも夜昼は同じ長さになります。
冬至の時は、北半球では夜の時間が長くなります。
日本でも場所により日照時間が変わる
夏至の日には、札幌と那覇でどちらが昼間が長いでしょうか。上田はどうでしょう。
上田は山に囲まれているので、平地に比べて日の出が遅く日の入りが早いです。
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日の出 |
日の入 |
昼間の時間 |
札幌 |
3時54分 |
19時18分 |
15時間24分 |
上田 |
4時31分 |
19時 9分 |
14時間38分 |
那覇 |
5時36分 |
19時25分 |
13時間49分 |
上田市の夏至
医院の近くに有名な神社があります。生島足島神社といいます。武田信玄が川中島合戦に行くときに、
勝たせてくれと神前に供えた願文があります。 夏至の時は、鳥居の中に日の出が現れます。
冬至の時には、鳥居の中を夕日が落ちていきます。
白夜は
真夜中でも薄明るいか、太陽が沈んでも明るい状態のことです。右図の人の立っている部分が白夜
です。夏至前後に北極圏で見られます。 反対に、一日中暗いのを、極夜といいます。
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