ムコスタ点眼液UD        2021.5

ドライアイの治療薬にムコスタがあります。具合いがいいという人も多いのですが、白くかすむ
苦い味がする、保管が面倒だという人もいます。ムコスタ点眼について説明します。

ムコスタ錠は胃の粘膜を保護する飲み薬です。
ムコスタは、胃壁を守る粘膜を増やして、胃粘膜の血流を促し、胃酸に対する防衛能力を高める働きが
あります。胃潰瘍の治療に使いますが、胃壁
を荒らしやすい鎮痛剤と併用することもあります。

ムコスタ点眼
目の結膜も粘膜なので目にも効果があるのではと、試したところ有効だったので点眼にしました。
UDはユニットドーズで一回使い切りという意味です。働きは、角膜・結膜の膜型ムチンの産生を促進して
角膜と結膜の傷を修復します。膜型ムチンは目の表
面の涙の膜を均一に滑らかにする働きがあります。
目の表面の炎症をおさえる働きもあります。

  


一番の副作用は苦み → 我慢できない人は使えない
点眼後、数分して鼻涙管を通り喉の奥に流れ落ちて苦みを感じます。人によって苦みを感じる時間は差があ
るようで、30分から1時間して感じる人もいます。点眼後15分目頭を圧迫すると喉に流れ落
ちる量を減ら
せます。もともと飲み薬ですので苦いだけで問題はありません。

ムコスタの飲み薬も苦いのですが衣に包まれているので苦みを感じません。

白くかすむ → 12分のことなので我慢して使ってほしいです。我慢できない人もいます。
保管の注意 説明書にあるように縦に保管するとか、神経質にならなくていいです。ポケットやバック
に横向きに入れていても大丈夫です。下向きにはしないでください。

点眼方法
使うときに丸く膨らんだ部分を指で弾いてよく混ぜてください。
開封時の容器の破片の除去のために最初の12滴は捨ててください。
時間に拘らずに、具合の悪くなる時間帯に点眼してもいいです。パソコンの作業の前に使うと具合
のいい人もいます。
目の表面が滑らかになり、すっきり見えるという人もいます。

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