学校の視力検査の後、どうしたらいいか 2017.6
毎年、この時期になると学校の視力検査の結果の用紙を持って多くの児童、生徒が受診します。初めて
受診する子供、以前から眼鏡を処方されて受診している子供、前回の検査で悪かったが眼鏡をかけなか
った子供などいろいろ条件の違う子供が受診します。学校から通知がきたらどうしたらいいでしょうか。
学校からの視力の報告書
学校から視力検査の結果がきます。A B C Dに分類されてきます。
ABCDの意味は
A(1.0以上)一番後ろの席から黒板の字がよく見えています。
B(0.7~0.9)後ろの席でも黒板の字はほとんど読めます。
C(0.3~0.6)後ろの席では黒板の字が見えにくいです。
D(0.3未満)前の方の席でも黒板の字が見えないことがあります。
眼科受診はどうしたらいいでしょうか
初めてB以下だった時 → 視力が悪い原因を調べるために必ず受診してください
以前も視力が悪くて当科を受診している → 以前受診したときの指示に従ってください
1回目の受診時に学校からの連絡票に指示を書きますので、指示に従って受診してください
学校では春と秋に視力検査をします。連絡票が来てもそのたびに受診する必要はありません。私の指示に従って
受診してください。
医師の指導に従ってください
治療しなければならない病気があるとき
コンタクトレンズを使用していいるとき
〇ケ月後受診
眼鏡を処方して様子をみたいとき
近視が進行しているとき
1年後に受診
視力は悪いが、不自由はなく眼鏡の必要のない時
眼鏡をかければ不自由ない時
不自由を感じたら
視力が悪いが本人が眼鏡をかけたがらないとき
眼鏡の度が弱いが本人が不自由を感じないとき
( 目安として眼鏡をかけた視力がCの時 )
次回の学校の検査で視力が悪ければ受診
異常がなかったとき
学校から連絡が来ると多くの人が予約なしに受診します。 特に、5月の連休明けの土曜日は、十分
な説明ができないほど混雑します。学校への連絡票を急いで出す必要はありませんので、予約するこ
とをお勧めします。
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