保険に入っている人はたくさんいます。ただ自分がどのような保障を
受けられるか理解している人は少ないです。目の手術をしたときに手
術給付金をもらえるのに申請しない人もいます。手術給付金とはどの
ようなものでしょうか。
保険の種類は
医療保険 病気やケガで入院したり、手術を受けたときに給付金が受け取れる保険です。
入院一日につきいくらというのが、入院給付金です。手術をするともらえるのが手術給
付金です。支払いの対象となる手術の種類、支給額は契約の書類に書いてあります。
保険会社によって違いますので確かめてください。
金額は、入院日額の何倍というように決められます。
たとえば入院日額が5000円、手術給付が10倍なら5万円です。
手術の種類によって倍率が、10倍、20倍、40倍と変わるものと、
手術の大小にかかわらず一律に支払うというもの(一律10倍、一律20倍)
があります。
眼科の手術で手術給付の受けられるものは(ある保険会社の例です)
10倍(入院日額が5000円なら5万円)
角膜移植術 前房・虹彩・硝子体手術 網膜剥離・裂孔手術
レーザー・冷凍凝固による手術(網膜光凝固 後発白内障 緑内障)
結膜嚢形成術 涙小管・涙嚢手術 眼窩内異物摘出 眼瞼下垂症手術
20倍 (入院日額が5000円なら10万円)
眼球摘出術 眼窩腫瘍摘出術 緑内障観血手術 白内障観血手術
生命保険
生命保険は主に死亡保険金をもらえる保険です。契約の種類によっては入院給付金、
手術給付金がもらえる場合があります。よく、保険で特約という言葉を聞くと思い
ます。本来の保障に入院や手術の給付、癌になったときの給付、ケガをしたとき
の給付などをつけることです。
高額の生命保険でも手術特約がついていないことがありますので注意してください。
トラブルを防ぐために
自分の入っている保険が、どの手術で給付を受けられるか、約款(やっかん)をよ
く読んでください。保険会社の人に確かめておくことも必要です。手術代金が高い
と給付金も多いと思っている人がいますが、必ずしもそうでないことを知っておい
てください。(金額は保険会社との契約で決まります)
ほとんどの保険会社で手術給付が受けられない手術は
皮膚の良性の腫瘍 皮下の良性腫瘍 レーシックなどの
屈折手術 二重瞼の手術などの美容形成手術です
診
断
書
手術給付が受けられるようなら、診断書を書きます。診断書は、各保険会社によっ
て違いますので、書類を貰ってきて受付にだしてください。
診断書を書くのに2日ほど待っていただきます。