健眼遮閉(けんがんしゃへい)
弱視といわれ、めがねをかけて健眼遮閉しましょうといわれました。
どのような治療で、どんなことに注意したらいいでしょうか。
健眼遮閉とは
視力のいいほうの目を健眼(けんがん)、悪いほうの目を弱視眼(じゃくしがん)といいま
す。視力のいいほうの目を見えにくくして、視力の悪いほうの目を使わせようとするのが健
眼遮閉です。弱視の治療は、ぴったりあった眼鏡をかけること物をたくさん見ることです。
視力に左右差があると、視力のいいほうの目を主に使い視力の悪いほうの目を使わなくなり
ます。健眼遮閉することにより悪いほうの目で物をみさせようとします。
どのような方法ですか いろいろな方法がありますが当院で行っている方法を説明します。
@アイパッチ
訓練用に作られた眼帯です。ガーゼの周りが粘着テープになっていて目の周りの皮膚に
つきます。隙間から見ることができないので完全に遮閉することができます。いろいろ
な種類があります。粘着テープでかぶれる時はメーカーを変えます。色は肌色が普通で
すが、子供が嫌がらないで使ってくれるように恐竜の模様がプリントできるもの、カラ
フルなものもあります。当院では上左のアイパッチを使っていますが、ほかのものを使
いたい希望があったら相談してください。
弱視の子供の親の集まりのホームページがありますので参考にしてください。
(アイパッチクラブ)
訓練の時間は、4時間程度から終日と、弱視の程度によって決めます。
遮閉したほうの目の視力が悪くなってくる心配があるので、定期的な検査が必要です。