翼状片

翼状片といわれたのですが、どのような病気ですか。手術が必要と
の説明ですが、どのような
 手術ですか。再発が多いといわれまし
たが心配です。


翼状片とはどのような病気か
 結膜(白目)の組織が赤みを帯びて異常に増殖して、角膜(黒目)に
 向かって侵入した病気です。
ちょうど鳥の翼のように見えるのでこの
 ように呼
ばれます。先端の部分を頭部、巾の広い部分を体部といいます。














症状は

 ほとんどが鼻側にできますが、まれに耳側にできることもあります。
  角膜に入り込んでくると目が充血したり、目がごろごろします。
 角膜の中心近くまで侵入してくると、
角膜の乱視が強くなり、瞳孔
(ひとみ)にかかると
視力が低下してきます。

原因は
 
熱帯や亜熱帯地方や埃が多いところでは発生が多いといわれています。
 角膜に反復しておきる刺激(紫外線、乾燥、異物など)により角膜に
 異常がおきて結膜が侵入してくると考え
られていますが、原因不明の
 ことが多いです。


治療は
 日常生活に注意したからといって進行を止めることはできません。
 目薬も、充血やごろご
ろをとって症状を軽くすることしかできません。
 根本的には手術するしかありません。


手術は
   いつ手術したらいいでしょう
   角膜に 2 3 mm入り込むと視力にも影響してきますので、この
   ころまでには
手術をしたほうがいいです。
    手術の目的は   
   伸びてきた翼状片を切除することと、再発(新しく伸びてくる)
   を防ぐことです。

    手術の方法は
   再発を防ぐためにいろいろな手術法が考えられています。翼状片
   の大きさや、初めての手術か再手術かどう
かなどを考慮し手術法
   を決めます。
当院では、翼状片を切除し、再発を予防する薬を手
   術
中に塗布する方法を行っています。手術時間は10分程度です。
   (写真は手術終了時です)

     再発は
   どのような方法で手術しても再発を0 にすることはできません。
   
2 3 % の再発はあります。再発して大きくなるようなら再度別
   の方法で手術します。 
                  






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