瞼の手術
瞼の手術にはいろいろあります。最近では形成外科でも同じような手術をす
るようになりました。当院で行っている手術について説明します。
よくある質問
この手術はここで受けられるのですか
眼科では白内障や緑内障などの眼球の手術をしていて、瞼の手術をしていない
と思っている人がいます。形成外科ができる前は眼科ですべての瞼の手術をし
ていました。
形成外科と眼科、どちらで手術するのがいいですか
この答えは難しいです。手術は個人の力量による差が大きいので、形成外科が
いいか眼科が上手かということではありません。ただ、眼科は毎日目を見てい
ますので、より奇麗な目にすることができると思っています。
保険が効きますか
二重瞼にする手術は保険が効きませんが、瞼の病気に対しての手術は保険が
使えます。
どのような手術をするのですか
霰粒腫 ものもらいの一種ですが、薬で小さく
ならないときに切除します。
左の写真は霰粒腫を摘出しているところです。
小児内反症術前 術後 老人内反症術前 術後
小児の内反症 ちいさいころからの逆さまつげです。細いナイロンの糸を埋没
して睫毛を起こします。
老人の内反症 年をとって瞼を引っ張る筋肉の力が衰えてきたための逆さまつ
げです。筋肉を縫い縮め瞼を起こします。
皮膚弛緩症 術後 眼瞼下垂 術後
眼瞼皮膚弛緩 年をとって瞼の皮膚が弛んでくる状態で、余った皮膚を切り取
ります。
老人性眼瞼下垂 年をとって瞼を挙げる筋肉の力が衰えて瞼が下がってきます。
瞼を挙げる筋肉を縫い縮めます。
二重瞼の手術
二重の手術には、1mm程度の切開で糸を埋没する方法と切開してくっきりした
二重にする方法があります。簡単な手術ですが、保険は効きません。
その他、外反症、兎眼、眼瞼腫瘍などの手術もあります。悪性のもので広い範囲
を切除するような手術は、入院が必要ですので当院ではしていません。
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