[TOP]  [ゲストブック] [リンク]    アルビノのページ


albino contents〉〉 top|アルビノって何?|紫外線は大敵視力について我が家の場合酵素のこと遺伝子のこと
§.1 アルビノって何?
〜What's albino?〜

人間を含む動物は、色素(メラニン色素のこと)を持っています。この色素の量によって皮膚や眼、毛などの色が決まります(人間では白人や黒人、黄色人などのように)。アルビノとは、このメラニン色素が全くないか、少しはあるが極端に少ないか、という特徴を持つ人(動物も)のことです。

色素が全くない人は皮膚や毛(頭髪や体毛)が白く見え、眼は赤く見えます。少しは色素がある、という人の毛は金髪だったり赤かったり、眼は青かったり、と様々で、日本人等の有色人種では特に目立ちます。また、眼だけアルビノという人もいますし、皮膚と毛だけアルビノで、眼は普通という人もいます。生まれたときは色素が全くないように見えても、成長するに従って色素が出てくる場合もあります。色々な型がありますので、詳しくは信頼できる病院で検査してもらって下さい。今は、頭髪を数本引き抜いて毛根を検査するだけで、ある程度の型を判断できます。

 ちなみに、ウチのこどもたちは全く色素を持ち合わせていない(これを、全身型のチロシナーゼ活性陰性型といいます。)ので、頭髪を含む体毛はまっ白で、眼は透き通るような色(光の当たり具合によって赤かったり茶色だったり)です。色素がないから、血液等の色がそのまま見えるわけです。もちろん皮膚は、白人以上に白いです。童話の世界から出てきたような、とっても素敵な赤ちゃんです。

 もちろん、型によっても違いますが、アルビノの大半は色素がないだけで他は普通の人と全く変わりません。本人や家族,の性格や周囲の理解にもよるのでしょうが、他との違いはあまり気にしないで気楽に生活していく方が楽だと私は思っています。

 「チロシナーゼ」というのは、人間が自分で生成できる酵素の中の一つです。酵素は、人間の体を作る上で、それぞれ重要な役割を担っていますが、この「チロシナーゼ」は、メラニン色素を作る過程で役割をはたします。この「活性が陰性」というのは、自分の力で「チロシナーゼ」を作ることができない、ということです。だから、色素を持ち合わせていないのです。人間の持つ遺伝子には、こういう「これとこれから、チロシナーゼという酵素を作りなさい」などといった「指示書」的な情報が満載されていますが、何らかの理由でこの情報が欠損していたことになります。もちろん、日本人が嫌う「遺伝」による事もあれば、「突然変異」の場合もあるのです。こういう情報の欠損は、確率的には多く起きているはずなのですが、アルビノのような目で見えるもの以外は、普通はわかりにくいですよね。「普通に見える人」の中にも、もしかしたら何かの遺伝子の情報が欠損していることがあるかもしれません。

 医者や保健婦には、先天性の遺伝子代謝異常性疾患であるとか、劣性遺伝性疾患であるとか、言われ、比較的目立つことから(日本では特に)差別の対象にされてきたようです。こういう体質の人は世界中に存在し、古くは、旧約聖書にでてくるノアの箱船のノアも、アルビノだったと言われています。

 動物の世界にもよく見かけられ、珍しいという事でニュースに時々出てくる白い動物達もアルビノ体質なのです。「因幡の白兎」のような日本に古くからいる白いウサギもアルビノなんだとか..。

 ただ、普通に色素を持ち合わせている人とは違って、気をつけなければならない点が幾つかあります。それについては、次からの項目で説明します。

[NEXT]