街はハロウィーンの季節です。

10月25日(月)


くもり

 

朝6時50分起床。月曜日だが、昨日も研究室に行っているから、休みあけと言う感じがしない。ともかく、8時30分には研究室に入る。

 

午前中は、金曜日に作製した試料の評価。ところが、これがあまり思わしくないことが判明。いよいよ頭を抱えることになりそうだ。光学顕微鏡で表面をみてみたが、細かいところで気になる点があったので、走査型電子顕微鏡(SEM)で詳しく見てみることにした。

 

SEMは日本製(某J社)で、熱電子放出型だった。この装置は使った事がないが、これなら扱いが粗雑になっても簡単に壊れることはあるまい。解像度はこのタイプだと今ひとつだが、扱いが簡単なのと、メンテナンスがラクなのが特徴ではある。例によって、この装置を使うには、予約が必要で、しかも学生はこのSEMを使ったことがないので、別な人に相談する必要がある。

 

予約は、カレンダーに時間帯と名前を書くようになっている。注意書きをみると、予定時間になって15分経っても使用者が現れない時は、他の人が使ってもいい、という「取り決め」になっている。この装置は手軽に表面をみられるので、需要が高いのだろう。

 

使い方は、脇で聞いていて、なんとなく分かった。画像の取り込みはコンピュータで出来るようになっている。このコンピュータもネットワークにつながっていて、学科のファイルサーバに画像データを保存させておくことができる。

 

一通りの使い方が分かったところで、時間切れになってしまった。次の予約が既に入っているのだ。この人が来なければ、自動的に我々の実験を継続できるのだが...。そんなムシの良い話はあるわけはなく、当人が現れたので、片付けにはいった。

 

この日はもう予約が一杯だったのと、学生が明日から学会に参加するため、その準備の関係で実験は打ち切り。明日は学生が居ないが、SEMだったら私のほうが慣れているだろうから、ということで、明日の午前中に、私一人で続きをすることになった。果たして、どうなる?


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