このQuodlibet とは「ごたまぜ」、「寄せ集め」とか、「メドレー」という意味のドイツ語です。
過去の Quodlibet: 2008年5月

1984年のカラヤン先生大阪公演のDVDを入手しました。テレビ放映用だったためか、映像とか録音のクォリティーとしては今ひとつかもしれないけれど、これをDVDで視聴できるようになっているというのは有り難い。追悼番組で見た「ローマの松」が目当ての購入だった。確かに松も良かったけれど、ドンファンが素晴らしかった。物語性が感じられる。うっとりするような所と、ズバン!、と決めるところのメリハリが期待以上に(この期待以上に、というところがミソ)あって引き込まれますな。音楽絵巻の表現幅を決めるのが「指揮者の力量」なのでしょうが、「カラヤン以前にカラヤンはいない」わけで、改めてカラヤンという人が築いたものの大きさに圧倒されました。

仕事がめちゃめちゃ忙しく、楽器の練習もままならない。半分、朝帰りのような状態が続いていて、それを引きずってレッスンにいくのは非常に申し訳けないのですが、こればっかりはどうしようもない。アマチュアなので、両立は大前提。続けること、少しでも進歩しようとすること、健康で楽器を続けていられていることに感謝して、頑張ろう。

ともかく、レッスンでは何か曲に挑戦したい。先生からは、コンチェルトだとオケ無しのカラオケみたいになって興ざめだから、無伴奏の曲を探してみては、というご提案を頂きましたが...そういう曲はなかなか無い。前に挑戦した練習曲集はそれに近いと思うけれど、できれば別の曲集がいいなぁ。ラッパ用に用意されたものでは思いつかないので、他分野に足を延ばしますか。ソプラノのアリア集とかって、難しいんだろうなぁ。(2008/5/31)