このQuodlibet とは「ごたまぜ」、「寄せ集め」とか、「メドレー」という意味のドイツ語です。
過去の Quodlibet: 2007年9月

今年の夏は暑かった。残暑も厳しかった。これも温暖化の影響かと思うと行く末が恐ろしい。

今月初めには、予告通り札幌へ再上陸。旧友との再会を果たし、しばし、楽しい時を過ごしました。 じっくり話をするのは数年ぶりだったので、仕事、生活環境、そして音楽についていろいろと話は つきなかった。思うにこうして数年ぶりで話をしてみると、人の生活というのは、いろいろ と変化して行くものだなぁ、ということ。そして、一日中、楽器を吹いて休日を過ごすなどという のは、贅沢な時間だったのだな、という事。あの頃は良かったね、という相対的な見方でなく、 絶対的に評価しても、幸せで、愉快な時間だったと思う。そう思ってしまうのも、歳なのか?

9月に入って、ラッパのレッスンの先生が慶事により一次お休み。変わって旦那様からご指導を 頂く事になりました。なかなか豪快な方で、理論派というより情熱派という感じでしょうか。 バリバリ吹いちゃう感じの指導で、スピードも速く、レッスン中にしばしば頭が着いていけなく なりました。ま、これは単に自分の理解が遅いせいですが。

言われたのは、「私はそこそこ吹ける方だと思う。でも、一本調子になりがちで、聞かせるところが 少ない。所謂、「吹ける人」と「上手い人」の違いがあって、曲の中でいかに聞かせる所を 作り出して行けるかを考えていけば、もっと良くなるのではないか」、との事でした。 これは少なからず前々から感じていた事で、「常にメゾフォルテ」みたいな吹き方になってしまっている のもイヤだった。テクニカルな問題ばかりでなく、折角、指導を受けるなら、自分の弱い ところをみてもらおう、と。

で、曲はどうしようかな。(2007/9/30)