このQuodlibet とは「ごたまぜ」、「寄せ集め」とか、「メドレー」という意味のドイツ語です。
過去の Quodlibet: 2005年 9月

トランペットのレッスンの帰りの出来事。会場の楽器店の地下地階のCDショップで、新しいディスクがないかチェックしていたところ、40歳代くらいとおぼしき男性から声をかけられました。「その持っておられるのは、楽器ですか? ひょっとしてトランペットですか?」。私のケースは細身のダブルケースで、サックスのケースと思えないこともない...まぁラッパ吹きが見れば見間違えようもないでしょうけど。ともかく、楽器の中身まで当てるところをみると音楽関係者であることは間違いなし。そこから話が始まって、立ち話にしては濃い(?)音楽談義になりました。

ご自身もラッパ吹きで(やっぱりか!)、主にJazzを吹いていること。昔、私でも名前を知っている有名なミュージシャンと一緒に吹いた経験があること。(私の楽器が Bach と Schagerl であることを聞いて)Bach をはじめ、いろいろ吹いたけれど、Bach が一番好きだということ、他のメーカーの楽器のことやらマウスピースのこと、などなど。今日はラッパ吹きのDVDが出ていないか探しにきたとのことですが、お互いに「そういうのは出ていないですね」、と(妙なところでも)意見が一致。それでも、ウィントン・マルサリスのMakingもののビデオが良かったという情報を頂きました。「クラシックならアンドレとか、ドクシチェルの映像があれば良いのにね。あと、シカゴのハーセスとか」、という言葉に、それなら、マーラーの5番のDVDが出ているので、それはおススメですよ、と進言申し上げました。(うっかりショルティ指揮と言ってしまったのですが、バレンボイムの間違いでした。無念)。

時間にすれば、10分ほどの立ち話でしたが、久々に濃い(というかマニアック?)話ができました。偶然でもまた会うことができたら、指揮者間違いを訂正しなければ。私もラッパのケースを抱えている人には、シンパシーを感じてしまうのですが、お話ししてみると、やっぱりラッパ吹きは思考が似ているのかもしれませんね。(2005/9/11)


お盆休みの話題をいまさら書くのもなんですが、部屋を片づけました。片づけのテーマは、

「CDやらDVDの山を収納し、空間を有効活用する」

というものです。CD。形は小さいですが、ここまで集合すると、「山」と呼ぶにふさわしいようになってきました。今までは本棚に押し込んでいたのですが、その棚がいっぱいになってきました。実は、本棚の奥行きがある程度とれるのを良いことに、CDを前後2段に置いていたのですが、そうすると、奥側に何のCDがあるのか、わからなくなってきた。推定枚数が300枚を越えると、もう、忘れているものもあるような...。

CD Rack もう1つCDの収納に関して困っているのは、子供も一歳の誕生日を9月半ばに控えて、ずいぶんと動き回るようになってきたこと。これは喜ぶべきことですが、ハイハイした先に山積みになったCDがあって、それが倒されて、日を追うたびにケースにヒビが入ってくるとなると、穏やかではありません。そこで、きちんとした収納場所を確保して、生活環境も改善しよう、とあいなった訳です。家具屋さんにCDラックを求めて物色にいった結果、スライド式のCDラックがあったので、それにしてみました。組み立ててみると、約520枚収納可とのことだけあって、頼もしい大きさでした。右の写真は、さっそくCDを入れてみた結果です。一撃で棚が埋まってしまいました(苦笑)。手持ちのディスクは400枚弱と思っていたのですが、いやはや、なんとも。ブルックナーとマーラーのコーナーは、一段で収まってるんですがねぇ。右の写真は、収まり具合を写したものです。机のかげになっていますが、下の方にあと4段ほどあります。ここだけの話ですが、確かに忘れていたディスクがありました。これを機会に、また日の目をみせてやろうと思います。(2005/9/10)