このQuodlibet とは「ごたまぜ」、「寄せ集め」とか、「メドレー」という意味のドイツ語です。

過去の Quodlibet: 2001年 5月


気付いてみればゴールデンウィークも終わって、なんとなく夏っぽくなってきました。そのうち、そのうち、と思っているうちにすっかり更新がお留守になっていたこのページですが、もう5月は後半なんですね。

ゴールデンウィークの話をちょっとだけ。実家に帰りました。私があんまりにもボロボロの車に乗っていたのを気の毒がった私の妹が、車を譲ってくれる、というので取りに行ってきたのです。前の車は昭和62年車の寒冷地仕様。窓は手動で集中ドアロックなんて付いていませんでした。(別に助手席に乗る人がいないから良いんですけど)。その辺りの装備は別として、車で CD が聴けないことと、エンジンがへたってきたのか、燃費が 8km/l という地球に厳しい状況になってきたので、妹の申し出はまさに渡りに船。今度は前述の装備はアリですし、燃費も地球にちょっと優しくなりました。何より、CD が聴けるというのは良いですね。黒のトレノで、ウィーンフィルが演奏する交響曲を大音量でかけている車があったとしたら、多分私でしょう。

GW の話のもう1つ。私の母のギターと私の Tp で、ハイドンのTpコンチェルトの第2楽章を合奏しようという企画を実行してきました。楽譜は、前もって私の母がギターを教わっている先生に、Tp+Guitar版のアレンジをしてもらいました。1月に合わせた時は、ピアノ譜の旋律をなぞっただけなのですが、今回はギター弾きのアレンジなので、ギター譜も結構楽しい編曲になっていました。聴衆は無し。一応、録音してきました。トータル3時間くらい合奏していたのですが、後半は集中力が切れてしまって、後で録音を聞いてもあまり出来はよくなかったです。前半部分も、「高音域になると、苦しそうに聞こえるね」という父のコメントがあった通り、まだまだですね。聞いている人に、そんな感想を持たせてしまったら演奏者の負けですから。

高音域を余裕をもって聞かせられるようにする吹き方を教わって来ました。例えば上昇音形を吹く時。息を沢山吸って、体の中の風船を一杯に膨らませておいて、吹きながら風船をしぼませるのではなく、最初の大きさをキープするイメージで吹くのだそうです。どちらかというと、息を出しながら、却って風船を膨らませるようにすると、うまくいくようです。(もちろん物理的には逆ですが)。あとは重心が上がらないように、意識すれば良い、とのことでした。妙な話ですが、レッスンで実際にやってみたら納得でした。これが使いこなせれば、もっとラクに吹くことが出来るはずです。修行の道は長いですなぁ。

で、最近の話。秋の演奏会に向けて練習が続いています。曲数が多いので、正直、大変です。それと、誰と一緒に吹いているのか、自分の役割は何なのかが理解できていないので、なんだかしっくり来ないところがあります。取り敢えず、譜面は追えるようにはなってきましたが、合奏と呼べるようになるには、まだ時間がかかりそうです。パート内でも、少しずつ打ち合わせをしながら練習するようにはしていますが、圧倒的に時間が足りません。来月になったらパート練習の時間を取ることになっています。その時に詰められたら、もっと吹きやすくなるはずです。(2001/5/20)