6 「ハリーに知らせる必要があると思うんだ」 「何を?」 「その……俺達は……」 「私達は?」 「特別な……」 「肉体関係にある?」 「・・・・・・・」 「何だい?しゃっくりの止まらないセント・バーナード犬みたいなその顔は」 「もうちょっと婉曲な表現が望ましいんだが」 「でも『私達は特別な友人だ』と言ったらハリーは『うん。……夫婦だとは思ってないけどね?』と答えるよ。きっと」 「そうか…そうだな…でも、他の何か…恋人同士くらいで何とかならないだろうか」 「あははは、よしてくれ」 「・・・・・・・」 「あ、違うんだシリウス済まない。一瞬冗談かと思ったものだから」 「・・・・・・・」 ――― 間 ――― 「『秘密を話す。又は、秘密を無くす』君の要望を通すとすると、この2つしか選択肢はないと思うけど。秘密を無くす為に関係を解消するのは以前失敗しているよね」 「何としても話すべきだ。家族が秘密を持つのは良くない」 「私なんか秘密だらけだけど。あはは」 「何?」 「……それを追求すると話が脱線すると思う。シリウス」 「リーマスここへ来い」 「いや、だから今はハリーの話を」 「ここへ座ってくれ」 「私の言いたかったのは、病気の話であるとかそういう昔の……」 「座るんだ」 「……はい」 実は先生は故意にハリーに告白するという話を脱線させている。 犬だから、ボールを投げられるとつい追って行ってしまうのです。 これ書いたのが8月くらいでしょうか。馬鹿話はまだまだありますよ。正気はOK? BACK |