「ハリーに知らせる必要があると思うんだ」
「何を?」
「その……俺達は……」
「私達は?」
「特別な……」
「肉体関係にある?」
「・・・・・・・」
「何だい?しゃっくりの止まらないセント・バーナード犬みたいなその顔は」
「もうちょっと婉曲な表現が望ましいんだが」
「でも『私達は特別な友人だ』と言ったらハリーは『うん。……夫婦だとは思ってないけどね?』と答えるよ。きっと」
「そうか…そうだな…でも、他の何か…恋人同士くらいで何とかならないだろうか」
「あははは、よしてくれ」
「・・・・・・・」
「あ、違うんだシリウス済まない。一瞬冗談かと思ったものだから」
「・・・・・・・」

――― 間 ―――

「『秘密を話す。又は、秘密を無くす』君の要望を通すとすると、この2つしか選択肢はないと思うけど。秘密を無くす為に関係を解消するのは以前失敗しているよね」
「何としても話すべきだ。家族が秘密を持つのは良くない」
「私なんか秘密だらけだけど。あはは」
「何?」
「……それを追求すると話が脱線すると思う。シリウス」
「リーマスここへ来い」
「いや、だから今はハリーの話を」
「ここへ座ってくれ」
「私の言いたかったのは、病気の話であるとかそういう昔の……」
「座るんだ」
「……はい」




実は先生は故意にハリーに告白するという話を脱線させている。
犬だから、ボールを投げられるとつい追って行ってしまうのです。
これ書いたのが8月くらいでしょうか。馬鹿話はまだまだありますよ。正気はOK?




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