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「服はどういうタイミングで脱げばいいのかな?」
「…………何だって?」
「ベッドに入る前に脱げばいいのか、入ってから脱ぐのか……私はよく知らないから」
「・・・・・・リーマス」
「うん?」
「俺が脱がせるから、お前は何もしなくていい」
「そういうものなのか。じゃあ私は君の服を?」
「……特に規則がある訳ではない」
「ええ?そんなんじゃ皆困るだろうに」
「いや、あまり困らないんだ」
「そうかな?」
「すぐ分かる……こらちょっと待て、どうして靴を履いたままベッドに上る」
「だって君が……」
「お前は強制捜査官か!ていうか靴をはいたままベッドに上がってしかも立つな!そこから俺にフライングボディーアタックでもかけるつもりか!」
「シリウス……顔が青いよ」
「取り合えず降りろ……ああ、リーマス。そういう頓珍漢なところも含めて、俺はお前を愛している……たぶん」
「私もだよ。君が好きだ。シリウス」
「・・・・・・」
「……人にボタンを外してもらうのって何だか不思議な気持ちがするね。介護を受けているみたいだ」
「……キスしても?」
「もちろん。今更許可が要るだろうか」
「これまでのキスとは少し違うかもしれないな。それと、キスが始まったら、その後はもう話してはいけない」
「そういう規則?」
「そうだ。規則だ」





メルに少しだけ書くつもりで始めたのですが
どんどん長くなってきて、「これが突然メールで届いたら
どうだろう……」と思って自分ちでアップしました。

先生は実はこれ緊張して照れているのであって
天然ボケではないんだけど、シリウス気付いてない……。
2003/10/30

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