ある日、本当にキッチンテーブルの上に押し倒されてしまったので、リーマスはその上で丸くなって笑った。シリウスが憮然として押し黙ってしまったが、笑いの発作は止まらなかった。
(確かに彼は「困らない」とは言ったが「笑わない」とは言っていない)

それからリーマスは、「キッチンテーブルに横たわったまま、出来うる限り情感を込めてシリウスの名を呼ばなければならない」という厳しい罰を受けた。
呼びかける事3回目にしてようやくシリウスの機嫌は直った。



たぶん3回目に名前を呼んだ時、先生が自分で赤面してしまうくらい
色っぽい声が出ちゃったんだよ、ついうっかりね。犬大満足。




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