5 ある日、本当にキッチンテーブルの上に押し倒されてしまったので、リーマスはその上で丸くなって笑った。シリウスが憮然として押し黙ってしまったが、笑いの発作は止まらなかった。 (確かに彼は「困らない」とは言ったが「笑わない」とは言っていない) それからリーマスは、「キッチンテーブルに横たわったまま、出来うる限り情感を込めてシリウスの名を呼ばなければならない」という厳しい罰を受けた。 呼びかける事3回目にしてようやくシリウスの機嫌は直った。 たぶん3回目に名前を呼んだ時、先生が自分で赤面してしまうくらい 色っぽい声が出ちゃったんだよ、ついうっかりね。犬大満足。 BACK |