百鵠記念
懇親射会
日置流雪荷派
贄 満

贄先生は子供の頃から父親に日置流雪荷派弓術の手ほどきを受け
「八寸的を10射皆中の腕前なったら矢場に連れて行ってやる」
という父親の教えに従い
16歳の時から矢場に出るようになって、現在84歳。

「百矢場踏んではじめて一人前の弓引き」
と三河の言い伝えにあるように
百以上の矢場を踏んだ経験を持ちます


今までに金的を百以上射止めた記念と
行く先々でお世話になった弓友の方々へ
感謝の気持ちから企画された懇親射会です

射会は盛況で、予想を超える108名の参加者の多さにビックリしました
三河、遠州各地から広く参加されて
今更ながら日置流雪荷派 贄 満 先生の人柄と弓歴には脱帽です
これからも更に記録を更新される事と思います

牛久保矢場の門人たちは手分けしてお手伝いです
緊張と少し疲れたけどいい経験になりました

 事前に駐車場が心配なことから
豊川市の弓道場が会場です

 百金達成の祝儀的ということもあって
金的、三番的、射上げ、と神事的とおなじ形式で行われます
 
 参加された方々へのお礼の挨拶
豊川は言うに及ばず岡崎、豊田、刈谷、吉良、蒲郡、御津、豊橋、渥美、東栄、額田、足助、作手、鳳来、三ケ日、浜松、三河一宮と縁のある方々が大集合
 交流の広さが伺われます


花束贈呈の演出もあって、少しテレぎみ


中尾新三先生の矢渡し


三河日置流雪荷派の甲矢は立射、乙矢は蹲、体配は古流を守ったもの


 昼食後は百鵠達成にちなんで百金的
100個の金的にそれぞれ褒美がつきます


 的をかけているのはこの日の的の製作者小田さん
お疲れさまでした

 つい中る前から褒美に目がいきます


 孫達に囲まれて記念にパチッ。
弓一筋の人生で、家族も大変だったことでしょう
この日はオジイちゃんを見直したかな?


引き出物に入っていた弓巻と長いタオル
「和を以って貴しと為す」と弓巻に染め抜いてあります
平たく言えばケンカするな、ということでしょうか

これから矢場でもめた時には
水戸黄門の印籠のようにこの弓巻を広げて
「これが目に入らぬか!!」とやりましょうか

平成17年11月5日撮影



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