前王の長男。国政を司どる。魔族と眞魔国のことを誰よりも考えている。いかめしい外見の冷静な皮肉屋ながら、小さくてカワイイもの好き。幼なじみのアニシナには頭が上がらない。
　備考：密かな趣味は、あみぐるみ。

前王の次男。剣の名手だが、父が人間というハーフのため、魔王の息子でありながら、眞魔国十貴族に加えられていない。軽やかな性格と柔軟な思考を併せ持つ好青年。地球に赴いたときにユーリの母と会い、名付け親となった。
　備考：ときどき寒〜いおやじギャグをかまして周囲を凍らせる。

前王の三男。魔族としてのプライドは山…、いや雲よりも高く、ユーリが怒って左頬を平手で叩いたことでユーリの婚約者になってしまった口うるさくわがままなウィーン少年合唱団の一員のような美少年。母方の血を濃く受け継ぎ、炎の魔術を得意とする。
　備考：実の兄たちに「わがままプー」と呼ばれる。

王佐（おうさ）、宰相にして王の教育係。文武両道に優れ、魔力は最高レベル。美形度も眞魔国一という完璧な人物だが、ユーリのこととなると我を忘れがち。
　備考：ユーリ陛下ラブがこうじて妄想まみれの日記をしたためていたりする。

通称「赤のアニシナ」もしくは「赤い悪魔」と恐れられる人物。女性の地位向上と日常生活への魔力の有効活用を目指し、日々はた迷惑な実験を重ねる歩く実験狂、マッドマジカリスト。特にグウェンダルが被害を被っている。
　備考：グウェンダルのあみぐるみ師匠。

魔王陛下のご落胤と名乗り、血盟城に現れた人間の少女。実は隣国との戦争で滅ぼされた今はなきゾラシア皇室の生き残り。ゾラシア皇室に嫁いだスベリアのイズラ姫が兄の国王夫妻に元へ娘を幼女として託した。

眞魔国中央文学館・娯楽文学部書籍課婦女子係の小動物系編集者。世の女性たちが求める文学作品の発行に心血を注ぐ。マニメには、未だ登場せず…。

ユーリの母。ファンシーもの好き。デート五回目にして魔族であるユーリの父のプロポーズに応えたツワモノとしか言えない。それも子供にハネがあるのかが特に気になった事が最大の理由と思われる。

　傷を負ったゲーゲンヒューバー。グレタのいた城内での話し相手は牢にいたヒューブだけだった。彼は過去の罪から逃れるために死ぬこと願い強い者を狙っていた。ビロンから不当に扱われている人々を解放する為、西地区の権利書と双黒ユーリをかけての珍獣レース。ライアン率いる砂熊ケイジ、対するは地獄極楽ゴアラとの戦いが始まる…。余談だが、アニシナも女性の地位向上活動のため、この地を訪れていた。

　ユーリは傷ついたゲーゲンヒューバーを眞魔国へと連れ帰った。傷付き運ばれる彼を見た血盟城の面々が妙な雰囲気を漂わせているのに気がつくユーリ。ヒューブの治療を終えたギーゼラに尋ねる。自分の下げているペンダントの本来の持ち主がジュリアであったことを、そして20年前の過去の出来事の真相を･･･。