堀内 |
「こんばんは。」 |
間 |
「????? |
堀内 |
「ふふふふふふ……。マラソンしてきました、今?」 |
間 |
「僕ですか?いや、マラソンは、はい。ちょっと少しだけですけどね、やってきました。」 |
堀内
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「今、あのね、クッキー食べると何キロか走れるって言って、クッキー外で食べていらっしゃいました。」 |
間 |
「いや、違うのですよ。今日、なんにも食べさせてくれへんのですわ。」 |
堀内 |
「食べさせてもらえないんですか?」 |
間
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「そうなんですよ〜。ま。大阪から移動してきたんですけど、とりあえずね、マネージャーが、食べさせてくれないんですよ。」 |
堀内 |
「え…。何でですか?」 |
間
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「時間がないとか言うて。それで、引っ張りまわされて。それで、とりあえず終って、またすぐここへ、かけつけて来たんですけどね。
道中ちょっとなんか、立ち食いうどんでも、ちょっと食べたいじゃないですか。」 |
堀内 |
「はい、食べたいです。それもダメ?」 |
間 |
「ダメなんですわ。全然。なんか、僕ぅに腹たってんのかな?」 |
堀内 |
「なんでですかね。」 |
間 |
「しゃーないから、ここでクッキーを食べたんですよ。」 |
堀内 |
「今日はそれで終りですね〜。」 |
間
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「はい…。でも、そのクッキーがうまいの、うまいの…、はい。
クッキーひとつで500メーター。ふたつ食べたから1キロは走れますわ。」 |
堀内 |
「あ、じゃぁ。帰り、走って帰るのね。」 |
間 |
「はい。」 |
堀内 |
「間寛平さん。」 |
間 |
「はい。」 |
堀内 |
「なんと、ロックのアルバムを出されたんですね。」 |
間 |
「はい。ありがとうございます。」 |
堀内 |
「7月18日発売。」 |
間 |
「7月18日に発売なんですよ。もうすぐなんですわ。」 |
堀内 |
「そん中から1曲聞いて見ましょう。」 |
間 |
「ありがとうございます。聞いてくれますか?」 |
堀内 |
「聞きます。」 |
間 |
「これ、聞いてください。」 |
堀内 |
「何をかけると思います?」 |
間 |
「さぁ、アルバムの中でね。あっ、任します。」 |
堀内 |
「はい、分かりました。『天国野郎』お聞きください。」 |
堀内
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「え〜皆さん、お聞き頂いておりますのは、7月18日発売の『ジャングル野郎』の中から、「天国野郎」です。」 |
間 |
「そうです。あの〜、ハイロウズの方に作っていただいて…。」 |
堀内 |
「間さんってロック好きだったんですか?」 |
間 |
「好きでしたね〜。」 |
堀内 |
「きっかけになったのは、富士ロックとか聞いて。」 |
間
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「はい。去年ね、富士ロック行ったんですけど、その前はね、オリコンの取材をやらしていただいて、インディーズのバンドの方に作ってもらってんの。10バンドに作ってもらったんですよ、一曲一曲をね。それで富士ロックに行って。それからですわ。大変好きになったのわ。」 |
堀内 |
「あ〜、そうですか。」 |
間 |
「あだから、やっぱり、舞台で杖持って暴れてるんですよ、僕」 |
堀内 |
「知ってます、よく見てましたから。」 |
間
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「2、3人。頭、怪我させたこともあります。バンバン暴れてね。〇〇してね。
あれもやっぱ、ロックの一つなんですよ。僕の中では。」 |
堀内 |
「なるほど。だから、パンクとか、こういうのが好きって事。」 |
間 |
「好きですね。メチャクチャ好きです。」 |
堀内 |
「でもこのアルバムは、すごいメンバーですね。」 |
間
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「あのね、僕ね、ハイロウズさんとキョウシロウさんに、マネージャーとか抜きで、僕、知り合いでも何でもないんですけど、直接、俺、言って来るわって行ってきたんですよ。」 |
堀内 |
「あっ。間さんが自分で行かれて、」 |
間 |
「自分で行くって、止められたんですよ。」 |
堀内 |
「あ〜〜。」 |
間 |
「ハイロウズに作ってもらおうかって、言って。」 |
堀内 |
「で、自分から行っちゃって。」 |
間
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「僕が、マネージャーに、明日、仕事あるかって。休みやって言うから、明日とりあえずハイロウズのとこ行ってくるわって、曲作ってもらうわって。『やめてください!』って止められたんですけど、や、行く行くとか言って。
吉本興業の事務所とか行って、そんなこと言っててね。みんなに止められました。そんな勝手な行動はやめてくれって言って。
で、とりあえず寛平、待て、と。で、ちょっとこっちで頼んでみるからと。
そんで、会社の方が頼みに行ってくれたんだと思うんですけど。」 |
堀内 |
「オッケーのGoサイン、出ると思いました?」 |
間
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「いや〜〜。多分、ま。他のマネージャーとか吉本興行関係。吉本興行にも音楽出版とかありますから、そちらの関係は、絶対無理やと思っていたんですよ。僕は自信ありましたけどね。作ってくれるやろ思って。
もし作ってくれなくて、あかんって断られたら、土下座しに行こう思ってましたから。」 |
堀内 |
「じゃ、絶対にやってもらえるっと思ったんですね。は〜。ったら、簡単に返事が来たわけでしょ?」 |
間 |
「もう、曲も出来て、作ってくれたで、って持ってきてくれたわけですよ。」 |
堀内 |
「それってやっぱり、嬉しいって言うか、驚いたって言うか。そーいう感じ ですか?」 |
間
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「嬉しかったですよね〜、まさか。ロンドンブーツがねハイロウズにも作ってもらっていたんですよ。1曲しか作ってもろーていませんからね。
だからロンドンブーツもえっらい羨ましがっていましたからね。それによ、ハイロウズがライブやってるんですよ。そこにまで、僕、出してもろうて
いましたからね。」 |
堀内 |
「うっっわ。これすごいですね。VIP扱いですね。」 |
間 |
「VIPどころか。もうVIPのVIP。」 |
堀内 |
「VIPのVIP。」 |
間 |
「VIPのVIPですよ。すごい扱いしてもらいましたわ。僕の後ろで 弾いてくれるんですよ。」 |
堀内 |
「すごいですね…。」 |
間
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「清志郎さんが…。清ちゃん寛ちゃんって言うて、勝手に懐いていってね。もうね、清ちゃん寛ちゃんの仲ですわ。」 |
堀内
|
「あのぉ、寛平さん。今回のアルバム、トータルではどうですか?出来としては。悪いという人はいないでしょうね。」 |
間 |
「はい。出来は、自分では120%と思っています。」 |
堀内 |
「そうですか。」 |
間 |
「はい。」 |
堀内 |
「リスナーの皆さんに、ここは売りだよ、みたいなとこ、あります?」 |
間 |
「いや。あのぉ、間寛平、僕でも、あっ、真剣に歌っとるなって。」 |
堀内 |
「結構、真剣ですよね。」 |
間 |
「マジですよ。これ、いい加減に歌ってたら怒られるでしょ。」 |
堀内 |
「そうですね。」 |
間
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「だから、マジで一生懸命やりましたわ。」
堀内 「レコーディングの時、大変じゃなかったんですか?ここ、こーやれとか、あーやれとか言われたりしなかったですか?」 |
間 |
「あの。全然、何にも言われなかったです。」 |
堀内 |
「何にも言われない。」 |
間 |
「で、清志郎さんが、全部プロデュースもやってくれて、わざわざスタジオに来て、全部やってくれるんですよ。何にも言いません。ほんで僕、ちょっと下手やからね。清志郎さんって綺麗で高いじゃないですか、声も高いし。ちゃんと、こう、作ってきてくれて。歌もちゃんと清志郎さんが一回、歌歌うて、僕がそれを聞いて覚えていくじゃないですか。ところがね、声は
あんまり出へんし、音痴になるし。でもね、清志郎さん、何にも言わないんですよ。それがライブや。」 |
堀内 |
「臨場感でオッケーってことですよね。は〜。」 |
間
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「だから、何にも言いません。ほんで、高いキーのとこはねー、絶対、出へんから、だから下げて。そんで、それを下げて歌うんですよ。」 |
堀内 |
「清志郎さんが。」 |
間 |
「はい。そこで、吹き込むわけです。僕が歌を歌うて。そんで今度、高〜いところは清志郎さんが、歌うんですよ。」 |
堀内 |
「は〜〜。それはすごいですね。」 |
間 |
「そうですよ。」 |
堀内 |
「それじゃ、みんなの力が結集して出来あがったって事ですか?」 |
間 |
「はい。」 |
堀内 |
「次はアメリカのアーチストに書いてもらうんだ。」 |
間 |
「はい。あのぉ…。超有名なロックバンドに。」 |
堀内 |
「書いてもらいますか?」 |
間
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「そう思てるだけで。あっても何もございません。いま、英語を勉強してますからね。ひょっとしたら、直接またアメリカに来年は行って来かな?」 |
堀内 |
「そうですね。素敵なアルバムをもっともっと、今度は世界の間ですね。」 |
間 |
「あっ。ありがとうございます。世界の間って…照れるなぁ。」 |
堀内 |
「個人的にライブはないんですか?」 |
間 |
「いや。えっとね、7月20日に新宿のタワーレコード?」 |
堀内 |
「新宿にタワーレコード。ええ。」 |
間 |
「タワーレコードの上に何かあるんですよね?何か300人くらい入れるの。」 |
堀内 |
「300人くらい入れる所。」 |
間 |
「そういうところでライブ。そんで22日に、大阪の心斎橋の」 |
堀内 |
「心斎橋。そこでライブですか?」 |
間 |
「はい。」 |
堀内 |
「でも、お忙しいですっね。マラソンやって舞台やってドラマやって、ほんでライブでしょ。」 |
間 |
「いや、でもね。ドラマ言うてもね、もう一瞬映るだけですからね。ワンカットくらいじゃないでっすか?」 |
堀内 |
「そんなことないんじゃないですか?」 |
間 |
「いえいえいえ。そうですよ。今やってるやつでも、もう終りましたけど。だから、そうですよ。」 |
堀内 |
「僕、見たときには、結構喋ってらっしゃいましたよ。」 |
間 |
「そんでね番組でもね。僕シーンでやってないからね。ずっと横行ってボケてるだけですから、楽なんですよ。どの番組見ても。」 |
堀内 |
「は〜。」 |
間 |
「たまにトーク番組で寝てる時ありますからね。」 |
堀内 |
「結構、起きてますよ。」 |
間 |
「いや、でもね。目が細いから、寝てるか起きてるか分からへんからいいんですよ。」 |
堀内 |
「じゃぁ、TV良く見ると、目あけてるようでも、寝てる時があるって。」 |
間
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「寝てます、寝てます。トーク番組とかあるじゃないですか。その中に僕がポツーンと入ってることがあったら、多分、寝てます。絶対そうですから。で、寛平ちゃんどう思うって振ってられた時に、いやぁ〜、難しいですね〜って。ただそういう逃げの言葉だけ覚えてますから。せやね〜、これは難しいなぁ。はい、終り。もう寛平さん、いいですわ、
って、次行きますから。」 |
堀内 |
「うわ。俺、これからTV見たら、違った見方でTV見られますわ。寛平さんを。」 |
間 |
「見といてください。」 |
堀内 |
――話は尽きないのですが、続きはまた来週ということで。 |