讃美歌第2 182番 「丘のうえに十字架たつ」

George Bennard(米国)が1913年に作詞,作曲した讃美歌である。翻訳は、ただ”十字架たつ”とだけあるが,英語では”Old Rugged Cross”となっている。”Rugged”を辞書で引くと(1)岩の多いごつごつした(2)強い意志を持つ表情の(3)強くて容易に壊れない、或は、厳しい条件や悪天候で使用されるように作られた等の意味を持つ。キリストの苦難に満ちた十字架を思わせる。歌う関係からか、3章に「あらけずりの主の十字架」と表現されている以外は、単に”十字架”とのみ表現されている。Bennardはアメリカ中部のオハイオ州に生まれ、家族と共にアイオワ州に移った。宣教の道を進みたい思いがあったが、父の死により残された家族を支える必要があった。
結婚後、妻と共にイリノイ州で救世軍に奉仕し、後、宣教師となってアメリカ、カナダで奉仕し、晩年をミシガン州のReed市で過ごした。

ミシガン州デトロイトから西北の町Reed Cityのホームページによるとこの近くにBennardが住んでおり市の歴史博物館にこの歌を記念した十字架があり又,彼の遺品などが博物館に展示されているとのことである。
しかし
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他の資料によるとこの讃美歌が作られた場所については色々の説があるとのことである。

 

背景のmidiは新たに作成しました。

 この讃美歌を良い音質で聞くには次のようなSiteがあります。

http://www.service-genie.com/old_rugged_cross.htm

http://www.notredamedefatima.org/MP3/221.htm