紹興の朝。 古いたたずまいの中で 朝の風景がそこにひろがっている。 道の両端にある 物干しの上には 魚や鳥の干物が洗濯物と 一緒にぶら下がっている。 この紹興にも 近代化の波が押し寄せている。 雲の上にひろがっている 高層ビルが 蜃気楼のように 見えてくるのは 気のせいだろうか。 いつまでも 残ってほしい古きよき中国の姿が ここには 息づいている。