ついに出た!日本最高峰登頂!
    (その1)
富士山!ああ 富士山。 日本一の山はその時、暗闇のなかでまったく見えなかった。午前一時過ぎ。
富士山の富士宮口、五合目登山口の駐車場はその時間すでにほぼ満車であった。なんとか一番下の
駐車場所を確保して、われわれ一行は登山口を目指して進んでいく。まだ、もちろん元気である。
装備もばっちり、おでこには釣り用のヘッドライトを付け、防寒着に身を包んで、さっそうと登山口に立った。
いよいよ登頂開始である。 新6合目の小屋は気分的にはあっという間に着いた感じがした。
暗闇ではあるが、たくさんのグループが頂上目指して上っていく。合目ごとに記念写真を撮影する私達。
富士山は溶岩のような岩地と砂まじりの登山道だ。 ちょっとすべると、すぐに怪我をする。
手には軍手は必需品だ。BOBもなんども滑ってそのたびに、手を岩に擦り付けてなんとかこけずに
前にすすむ。 新6合目のあとは、旧6合目の小屋(高度2600m 2時35分頃到着)があって、そこを
過ぎてさらに上ると次が、新7合目である。ここまでは、順調にすすんで来たのだが、このあとが苦しみの
始まりであった。
新7合目のあとは、普通に考えると 8合目なのだが、かなり長い距離(新7合目から約1時間)を
上ったあとに出てきた小屋は、なんと元祖7合目なのである。

元祖7合目、疲れきった体を
癒してくれたのは、ご来光
だった。
本当は、8合目でこのご来光
を拝むつもりだったが、あま
りの疲れに休みを多く取って
ゆっくり上ったのだった。
元祖7合目到着、4時37分。 
3010m 10分休憩。

この元祖7合目で、皆がっかりしてかなりドッと疲れがでるのである。BOB一行は事前にこの情報は
わかっていたのにもかかわらず、この距離にかなり疲労してしまった。
このあと、あっという間に夜が明けて、8合目に到着するころには、登山道はすっかり明るくなっていた。
8合目小屋 3250m 6時前到着、約15分休憩。

登山道は、このように溶岩がいっぱい
で、決してきれいではないが、その
雄大な山頂を目指して、疲れた
足を押し上げて、必死に前に
すすんだのでした。

8合目小屋 5時35分ころ
高度 3250m

もう体力が限界に近づいたと思われるのに、なぜか頂上が見えてくると、不思議と皆
元気が出てくる。 9合目(高度3460m、6時53分) そして 9合5勺 (高度3590m、7時40分)
と次々とクリアーして ついに 感動の頂上到達を迎えたのである。時刻8時25分。
激闘6時間50分、ついに頂上に到達したこの感動は、登ったことのある人しかわからない、
充実感と達成感で満ち溢れた。
ここまでの 苦しい道のりをすべてわすれさせてくれた、富士山頂。ありがとう。

この鳥居が、富士宮口から登頂する人々を出迎えてくれる。 やったぞ!
富士は日本一の山 の看板がうれしい。
まさに、この気持ちなのである。
みんな交代でこの場所で記念撮影をするので、この付近は混雑して
いたのだ。やっと途切れた人の間に撮影。

富士山登頂記念に・・と開かれて
いる、有名な富士山郵便局。
この日も満員でした。

一緒に上った友達はしっかり
郵便はがき出してました。
毎日ちゃんと運ばれるそうです。

ほかに、NTTもあってドコモの
携帯のみ通じるので、BOBの
友達は何人か山頂からメールを
受け取ったでしょ。

富士山の上のいわゆる お鉢めぐりの地図。NTTや富士山測候所
そして 本当の頂点、3776m碑の場所などが見える。

さて、この続きはただいま画像を編集中。今しばらくお待ちくださいね。
すみません。 その2 は、本当の山頂、3776mの場所はまだこれからさらに
上にのぼらないといけないことが判明。つかれきった体で、また登るのか???