未曾有の大震災



日本AS友の会会長  西  文夫


 3月11日、東日本が未曾有の大地震と津波に襲われて、 三陸海岸が壊滅的打撃を受け、福島では原子力発電所が 破壊され放射能汚染が蔓延し、現代の科学力に誰しも 疑問を持つようになり、電気製品の使用が当たり前の生活に 初めて危機感を持たれた方も多いのではないでしょうか。

 東日本の会員・賛助会員の皆様はご無事でしたか。

 政府の危機対応能力にはあきれるばかりですが、 国民の自発的ボランティア精神には薄暗い日本の状況に 一筋の光が射したようでほっとしています。
 今回のような突発的な事象があった場合、 政府や都道府県のような大きな組織は対応に時間がかかり 直後の支援には時間差があります。 近くの方々が団結して事に当たったり、 民間NOP法人の力が即戦力になっているように思いました。

 食糧・飲料水の配給や瓦礫撤去などの大規模計画を もって当たらないといけないことは、 大きな組織でないと出来ませんが、身の回りの事は結局 自分自身が中心になってやらないとやってもらえないことが 多いですね。
 患者の会として表立って活動が出来ませんでしたが、 遠慮なさらず事務局までご相談いただければ、 少なからずお力になれると存じます。


 前会長の田中健治さんがお亡くなりになって 早2年が経ち、この間、会長代行の期間を含めて 後を引き継いで参りましたが、 つくづくリーダーシップの無さ、そしてその 難しさが身に滲みております。

 新しい治療法など医学の発展や医療の革新などの 情報発信、病気に対する不安や疑問にお答えする 心のケアを課題として、当会がより便利で身近なものに なっていくように努力してまいりたいと思っております。

 つきましては、二代目会長として、会員・賛助会員の 皆様のお力になるべく尽力して行く覚悟ではございますが、 なにぶんにも若輩者故、会長として至らないところも 多々あるかと思いますので、皆様から忌憚のない御意見を 頂つつ成長していく所存でございます。 これからも宜しくお願いします。



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