「転倒のあと」

日本AS友の会会長 田中健治

 昨年は、東京で初めて開催されました記念すべき総会で、関東地方の 方々にお目にかかれることを随分以前から楽しみにしておりましたが、 不慮の転倒事故によるケガの回復が思わしくなく、欠席の止むなきに 至りましたことは誠に残念なことでございました。
 強直性脊椎炎という病気やその合併症とおぼしき下腿難治性潰瘍を 抱えながら、救急医療という極度のストレスがかかる状況下におかれ、 しかも長年通い慣れた病院を遠く離れて、全く未知の病院・医師の もとでお世話になったことは、私にとって大変多くの課題を提起する ことになりました。
 この貴重な体験は、いずれ細かく分析して、是非、今後の友の会活動 の中で活かしていきたいと考えております。

 総会の模様はVTRや録音テープによって拝見させていただきました が、大層活発な意見交換や交流の中に、早春の息吹にも似た何かワクワク するものを感じ取ることができましたことは喜ばしいことでございました。
 少しずつ、ほんの少しずつではありますが、薄紙をはがすように、 AS友の会が行っております活動への理解が会員諸氏の中に広まり 深まっていっているように思えます。
 いつの日か、きっといまは友の会への入会をためらっている方々も、 堂々と胸を張って、友の会会員であることを誇りに思ってくださる日が 必ず来るであろうと信じておりますし、また、そのような友の会にして ゆかねばならないとの思いを強く抱く昨今でございます。

 お蔭様で、多くの賛助会員の皆様が私たちの活動を支え、エールを 送って下さっています。
 いま、あなたは独りではありません。助け合い支え合える会友が、 身近にいることを忘れないで下さい。

 ある病院で○○○病と診断され沈み込んで診療室を出てきた患者さんが、 ふと目を上げると、そこに「○○○病友の会は、あなたの味方です」と 書かれた張り紙を見つけたそうです。藁をもすがる思いのその人は、 早速友の会へと連絡をとりました。そして救われました。
 患者友の会の在り方、方向性を指し示す、ひとつのエピソードです。 皆様のご清福を祈ります。



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