会長への手紙


S.H.


 先月、何年か振りで田中会長にお電話しましたが、お声を拝聴する 限り大変元気そうなので安心しました。私は今、両足を骨折していて (大腿骨の中間です)、レントゲンで見ると、内側の骨が硬くついて いるものの外側に隙間があるため、現在2本杖を使用しております。 筋肉の弱まりがあるのか、6mぐらいですが朝のトイレまでの距離が 苦痛のため苦労します。それでも、なんとか日課をこなしております。

 左足には金属を2本入れておりますが、命果てるまで体の一部として 持っていようと決心すると、なんだか愛着を感じるようになりました。 家では毎日テレビの前で、テレビゲーム三昧に明け暮れています。 若い頃(20〜40歳)の私は、仕事人間でありまして、会社勤めのときは 給料より残業手当てのほうが多く、日曜祭日なども休み無しで働いて 参りました。途中、故郷に帰郷後、カメラ店を経営しましたが、 お正月もお盆も休まずにがっばった挙げ句の果てにクモ膜下出血のために 入院となりました。その後、体幹機能障害となり、トイレの(大便)時の 後始末が出来ず、妻や子に拭き取ってもらう生活になってしまいましたが、 今はウォッシュレットの便器により一人でやれるようになり、毎日感謝 です。


 私は、旅行は新婚旅行で伊東→箱根→東京に行ったぐらいで、遊ぶのも 嫌いだったのですが、今は、時間は余っていても体のほうが不安だらけで、 同窓会や町内会のバスでの日帰り遠足でもお断りしている次第です。 人間、目標を定めないで生きるってことは、大変辛いものです。 そんな時、「らくちん」を拝読して、病気にめげずに総会や地域の レクリエーションなどに楽しく集まっておられる様子を知り、心が晴れる 思いがしました。また、医療面から様々な知識が得られ、大変心強く 思っております。

 今後、「らくちん」を通して元気づけられ、これからの生活に一筋の 明かりが灯るような友人を沢山得られることを願っております。


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