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2003年2月15日(土) |
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本日のテーマ |
・自由課題 |
ストーリー 2 |
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出席者: 女 7 男 2 |
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新会場2回目のゼミ。前回の欠席者も現れたので、これで全員が新会場の雰囲気を知ったことになる。<池袋>というと「ごった煮」的な街のイメージがあるが、ここは打って変わったハイソな雰囲気だ。心しないと、作風に影響がでるかもしれない。時々は、街の空気を吸いに外を歩く必要があるだろう。しかし吸い過ぎるのも問題だし、ほどほどにうまくやりましょう。
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〇自由課題(ストーリー)
1 内野作品「憂鬱な温室」
シャンソンの店がある。16年前に店のインテリアを手懸けた男は、内縁の妻との間に男の子があった。だが、その子が5歳のときに失踪する。以来、少年は父親を知らずに育つ。そして、現在。
少年は、高校2年生。鬱屈した日々を送っている。学校では優等生だったが、実は裏の顔がある。少年は、密かにプラスチック爆弾を作っている。時々小動物で効果を試してみるが、だんだんエスカレートして公園の便所に爆弾を仕掛ける。ホームレスを引っかけようと思ったのである。
老ホームレスがその犠牲になる。その男と一緒に暮らしてのは、何と少年の失踪した父親であった。運命的な再会。果たして…。
ほかに、新興宗教の少女や憧れの美少女、シャンソンの経営者や歌手など、様々な人間が登場する。だが複雑な人間関係はこのドラマにとってプラスになるかどうか。主人公を少年に絞って、何の話であるかをはっきりさせるべきだろう。
ホームレス狩りと爆弾少年は両立するかなどの疑問も提起されたが、新しいドラマを作ろうとしている作者の意欲は大いに買える。じっくり構えて、安易なホームドラマに流れないように、しっかり取組んでほしい。
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2 高野作品「保育園脱走計画」〜ユカ先生の過去〜
随分前にストーリーの検討をした素材である。これはその物語の一部、主人公の一人である、ユカ先生の話である。ストーリーというよりは、考えていることのメモというべきもの。ここからどんなストーリーが創られて行くのか、すでにシナリオにかかっていてもうすぐできあがるというので、それを待つことにする。
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〇現状報告
ストーリー研究は以上にして、全員の現状を報告しあう。みな、それぞれに頑張っている様子がうかがえて、嬉しい現状報告であった。今日、欠席の、城ノ口、辻口、野原の諸君の現状は次回に報告してもらおう。
楢崎:大橋図書館物語「火の杯」は第1稿完成。みんなの意見を聴取中。
「28年目の交換日記」は、第1稿執筆中。
山室:充電中。「猛スピードで母は」(芥川賞)など、読書中。
野竹:「罪と罰」の第2稿進行中。
小沼:「直下型恐竜女」の第1稿が完成間近。
黒田:新しい物語を構想中。「昨日のカレーがうまいわけ」の第2稿
執筆中。
紺野:「ケツバット」再考中。主人公をノンプロの選手にしようかと…。
神山:8月のコンクールを目指して構想中。「グロリア」のような
ものを…。
内野:「憂鬱な温室」に専念。
高野:「保育園脱走計画」の執筆中。
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アフターゼミは、2Fの「EST EST」。ここで重大なできごと。高野さんが辞めるという。理由は、音楽をやりたいから。歌手としてライブに出たいという。大分前からその思いは聞いていたのだが、いよいよ煮詰まったのだ。しかし、特に音楽を勉強していたわけではないというのが不安なのだが、当の本人はそうではない。忠太郎師と二人で改めてゆっくり話を聞いたのだが決心はかたい。しかし、ようやく長いものも書けるようになった時期なので、シナリオを捨てるのは惜しい。一気に縁を切るのではなく、気楽な気持ちで連絡を保って行こうと話した。本人も今手懸けているものは仕上げるつもりだというので、期待したい。これは、彼女自身の自分探しの旅の始まりなのだが、そういう思いきりの強さ、それが<若さ>というものかと、久々に感銘をうけた。ぜひ素敵な歌手になって欲しい。
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次回は、2003年3月1日(土)
東京芸術劇場5F/NO1会議室
時間は、14:00〜17:00
ちょっと広い会場にしました。丸テーブルではないので、
また雰囲気が違いますよ。
このところみんなの集合が遅いので時間厳守で行きましょう。
なお、次々回は、都合により下記のように変更になります。
3月15日 → 3月29日
悪しからずご了承ください。
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上記作品のディスカッションはこちらで!!
ゼミで話し足りなかったことや後から思いついたこと
また、改めて作者に聞きたいことなどがありましたら
どんどん書き込んでください! |
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今までにみんなの書いたシナリオのリストを整理してありますので、
それもご覧ください。
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