【多摩のちょいスポット:011】
 

南大沢の大田切池

南大沢の大田切池

 多摩川の支流の大栗川、そのまた支流の太田川の終点は南大沢小山内裏公園内の太田切池になります。 しかしこの池は自然にできたものではなく、ニュータウン造成に伴って人工的に造られたものです。 大雨のときに流れを一旦止められるような役割があるようです。池の中にある枯れた立ち木はこの池が 昔からのものでないことを示しています。
 池の奥、戦車道路までの間はサンクチュアリ(動植物保護区)になっています。池を出た流れはすぐに 地下に入って暗渠を流れ、南大沢駅北東の太田橋のところでやっと日の目を見ます。
内裏池

 一方、この小山内裏公園内には人造でない昔からの池があります。内裏池といい小さい池ですが 湧き水がチョロチョロと流れ込む様子が見られます。ところで、このあたりの地名をなぜ内裏というのかは 少し気になるところです。高貴なお方と関係があるのでしょうか? かなり古くからこのあたりの地名は「由木村大字南大沢小字内裏谷戸」となっています。

 (2009.3)



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